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2018.3.7更新

第四章 調達組織

第14回:購買・調達のプロとは?CPO?

世の中には様々なプロフェショナルがいます。NHKには「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組があり、2018年3月時点でもプロ卓球選手やワイン醸造家といった350を超える”プロフェッショナル”を特集しています。

それでは購買・調達のプロフェッショナルとは、一体どのようなスキル、マインド、実績を持った人のことなのでしょうか?

 

 

購買・調達のプロフェッショナル

 

購買・調達のプロフェッショナルとは、最適な品質と量のモノやサービスを、最適な価格と、最適なタイミングで調達できる人のことです。

 

”最適”という言葉が3回も出てきます。「さはさりながら、”最適”とはどういうことなの?」という疑問を持たれるのではないでしょうか?その疑問を持てた時点で持ててない方より優秀ということにはなりますが、そんな方へ疑問へ回答をお伝えします。間接的な解にはなりますが、「”最適”を判断する基準を持つこと」が回答になります。「”最適”を判断する基準を持っている」スキルこそが、購買・調達のプロフェッショナルに最も重要なスキルと言っても過言ではありません。

 

一方、マインドや実績に関しては、購買・調達部門の役割を認識し、主体的にその役割をこなしていれば実績も伴ってくるはずです。購買・調達部門の役割については以下の記事を参考ください。

第13回: 購買・調達部門の役割とは

 

多くの方がプライベートの場面では、明確な”最適”の基準を持っています。デパートやスーパー、家電量販店等で自らの財布からお金を払うとき、「どんな品質(仕様)や量が求められ、どれくらいの価格であれば購入可能で、いつ必要か」を自然と考えてやっているはずです。その行動を企業という個”人”ではなく法”人”として行うだけなのです。しかし、言うは易く行うは難しで、実際の仕事になるとできなくなることが散見されます。

 

つまり、企業活動として最適を判断する基準を持ちづらい根本の原因は、スキル面では「最適を判する基準を持てるまで情報収集していないこと」、マインド面では「自らの財布からお金を出しているという当事者意識が個人の財布の場合と比較して薄いこと」が挙げられます。

 

購買・調達部門は社内で唯一、モノやサービスを調達して社外にお金を払う部署になります。他の部門が稼いできてくれたお金を使う訳です。(もちろん他の部門の方からすれば、必要なモノやサービスが調達してもらえなければ、売上を上げることはできませんが)その事実から考えれば、如何に購買・調達する行為が全社に影響を与えているかが感じられるのでは無いでしょうか。

 

購買・調達のプロフェッショナルになるために

 

それでは購買・調達のプロフェッショナルになるためには、どうすれば良いのでしょうか?

 

この【コスト総研】にあるノウハウをとにかく吸収し、行動してください!と、言って締めたいところではありますが、ぞんざいに終わりたくはないので①スキル、②マインドの点からそれぞれ3つずつ、どのように明日から行動すべきかをお伝えします。

 

①プロフェッショナルスキルを習得するため

・自ら社内の関連部署だけでなく、サプライヤーへも質問を数多くする(量をこなしてください)

・自ら社内の関連部署だけでなく、サプライヤーへも提案を数多くする(量をこなしてください)

・異業種の購買・調達ノウハウを積極的に取り入れる

 

②プロフェッショナルマインドを習得するため

・コストをデザインし実現することが役割であり、部門や個人としての価値であることを認識する

・社内の関連部署だけでなく、社外の取引先等で優秀と感じる人の行動から差別化ポイントを盗もうとする

・一人で全てやる必要はないことを知る(逆説的ですが、一部のプロフェッショナルになりチームで価値を出せば良いのです)

 

CPO(Chief Procurement Officer)だからと言って全員が購買・調達のプロフェッショナルではないのです。本物のプロフェッショナルとなり、CPPO(Chief Professional Procurement Officer)、つまり購買・調達のプロフェッショナルのリーダーとなり、世間での購買・調達の地位をさらに上げていきましょう!

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