2020.05.29

病院のプロジェクト事例4:感染性廃棄物のコスト削減

病院・プロジェクトの概要

病院の現状・経営課題

クライアントは急性期医療を中心に、回復期病床も持つケアミックス病院です。経営環境は厳しく、直近3年間は赤字が続いていたこともあり、院内全体で調達コスト削減に取り組むことが年度初めの病院運営会議にて決定しました。年間支払金額の大きい委託項目のうち、翌年3月で契約更新を控えていた感染性廃棄物がターゲットの一つとなりました。

課題解決に向けたアプローチ

  1. 容器の仕様最適化
    ごみ箱の配置場所ごとの廃棄量とその中身、容器の種類を全て調査し、仕様の最適化を検討しました。例えば、廃棄量が多く容器の交換頻度が高かった場所では容器の容量を45Lから50Lに変更する、漏れるリスクのない感染性廃棄物が多い場所ではペール缶のサイズを小さくし、段ボールを中心に使用する、といった視点で一つ一つ検証をしていきました。
  2. ベンチマークを活用した単価比較
    契約単価を分解すると、大きく「処理作業に必要な人件費・施設稼働費」と「段ボールやパール缶といった物品費」に分けられます。前者は地域やサプライヤーによって状況が異なるため単純比較が難しいですが、後者は基本的に全国どこでも仕様は変わらないと考えることができます。他業者からの見積もりや他病院とのベンチマークを活用し、特に物品費の適正化を通して単価引き下げ交渉を行いました。
  3. 廃棄量を減らす
    取り組み職員のコスト意識を高め、廃棄量自体を少なくする視点も重要です。職員に感染性廃棄物と一般廃棄物の違いを改めて説明するとともに、分別方法を分かり易く掲示する、容器の80%以上は詰めるようにアナウンスする、といった取り組みも病院全体で行いました。

実施効果

アプローチ「1」により、高価なペール缶を減らし、より安価な大容量段ボールに集約することができ、アプローチ「2」と併せて交渉することで約25%のコスト削減に繋がりました。今後は職員のコスト意識が高まることで、アプローチ「3」による更なるコスト削減も期待されています。

 

 

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