目次
7つの軸で評価
調達組織の能力はどのように測ることができるのでしょうか。下記7つの軸で調達組織を評価することにより、自社の強みや弱みが見えてくるかと思います。
人材管理
調達部員への研修費用やトレーニング等、“人を育てる”仕組みがどの程度あるか?
評価制度
コスト削減の成果に対するインセンティブや表彰制度、モチベーションを向上させる制度がどれくらい実態として機能しているか?
ノウハウ管理
属人化しがちなコスト管理手法を、チームとして、会社として共有する仕組みやツールが有効活用されているか?
オペレーション
コスト管理ノウハウを実際のオペレーションに落とし込み、自社でやらなくてもいい業務は外部のリソースを活用できているか?
サプライヤー管理
サプライヤー取引に関する基準の徹底と管理ツールの活用がどの程度できているか?
リスク管理
内部統制やSOP(Standard Operating Procedure)といった社内の決まりとISOやコンプライアンスといった社外の決まりを順守できているか?
組織体制
他部署との調整がやり易いかといった社内の組織間に於ける調達組織の力関係でどの程度重要視されているか?
自社の能力を相対的に評価するためには、他社の組織評価をする(ベンチマークを行う)必要がありますが、なかなか他社の情報を得ることは容易ではありません。提携先と両社のために共同で評価を実施するか、コンサル会社等の外部機関に依頼して行うことになります。まずは自社情報だけで組織の評価をするために、本サイトの簡易コスト診断をしてみてください。