今回は、製造業の一つの課題となっている設備保全について、設備保全の課題状況や昨今の対策方針状況などを記載させていただきます。
目次
設備保全の大切さについて
製造業において、生産設備とは、製造事業の施行にあたって無くてはならないものであり、 動物の器官に例えていえば、心臓にあたる部分といっても過言ではありません。 従いまして、製造業では生産設備が停止しないようにすることが重要であり、 また、万が一停止した場合は、即時復旧することも重要となります。 製造業では、生産効率によって売上が変動したり納期にも影響することから、 生産設備の停止を阻止したり、復旧したりすることについては経営において非常に重要な対策となります。 モノは使い続けると次第に劣化してき、いずれは使えなくなります。 しかし、日常的にメンテナンスをすることにより通常1年間使えるモノが3年、5年とその寿命を延ばすことができます。 そうしたメンテナンスを施す業務を「設備保全」といい、製造業において生産設備を良好に稼動させるために、非常に大切な業務となります。
設備保全の方法について
設備保全の方法は大きく分けて3つのカテゴリがあります。
ロスと保全対策方法について
ロスとは、生産設備が良好に動作せず、計画(想定)した生産が消失してしまうことです。 製造業の現場では、ロスを顕在化させることが非常に重要です。生産設備の持つ本来の能力に、何のロスがどの程度影響を与えているかを正確に掴み、改善する必要があります。 例えば、ロスには以下のようなものがあり、保全対策方法についても異なります。
まとめ
製造業では設備保全が重要であり、昨今では技術が進化し、予知保全という考え方が取り入れられているという状況です。 予知保全では、人間の経験ではなくセンサーやデータを活用します。 そのための技術として、IoTやビックデータ、AIといった最新技術を駆使し、予知保全を実現しています。 予知保全のシステムを利用するといっても、様々なものがあり、どのような予知保全のシステムが自社に適しているのか判断に悩むこともあるかと思います。 その際は、以前の記事(デジタルツールの導入について)にて記載しましたように、デジタルツールを把握するところから初めて見てはいかがでしょうか。 また、デジタルツールを把握する際は、日本テレマティーク株式会社にて提供しているコスト削減/業務改善サービスの「コストバスター」を利用するのも 1つの手かと思いますので、是非利用してみてはいかがでしょうか。コストバスターでは、コスト削減だけでなく、業務改善の方法として、業務の手間を削減するITサービスを利用した施策の提案も提供しています。 業務改善の観点を把握し、ITサービスを利用して改善してみたいという方がいらっしゃいましたら、利用料無料ですので、 気軽に問合せしてみてはいかがでしょうか。
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次回は、予知保全のソリューションについて、ご紹介したいと思います。