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資格は能力を無言で証明してくれる
「病気を治すことができる」ことを証明する医師免許、「依頼を受けて法律事務を行える」ことを証明する弁護士、有名な資格はその名前を聞いただけで、その人が何ができるかを証明してくれます。
それでは”●●コンサルタント”と聞いただけで、その人が本当に”●●ができる”と信頼できるでしょうか。標準よりは”●●ができる人”と思えるかとは思いますが、それだけで●●に関する仕事を依頼することはなく、実績や経歴という付加情報を合わせてようやく、仕事を依頼する(不安を払拭できる)のではないでしょうか。
無駄なコストを削減し、最適コスト構造を実現できる能力を持つ証
コスト削減の業界にも、「コスト削減ができる」ことを証明する資格はあるのでしょうか。答えは”Yes”です。残念なことに知名度は低いのですが、外資系の調達部門は社内でも影響力が強く、調達担当者がこの資格を持っていると年収も数十%上がることもあるくらいです。
その資格とはアメリカのサプライマネジメント協会(Institute for Supply Management: ISM)がスタートさせたCPSM(Certified Professional in Supply Management)資格です。
購買・調達分野の知識と能力を証明する資格であり、ISMはオバマ前大統領が政策を考える基となるCPSM指数を算出している実績のある機関であったりします。また、世界75カ国、40,000人を超える人が取得しています。
CPSM資格概要についてはこちら
資格勉強は新しい知識やノウハウを体系立てて修得する非常に優れた手段です。
以下に、要点を引用しますので興味のある方はセミナーから受講されても良いのではないでしょうか。
CPSM資格の説明
CPSM資格は、国際化を目指す日系企業や外資系企業の購買・調達担当者、グローバルビジネスの開会を持つバイヤーには欠かすことのできない知識体系を含むものです。CPSM資格は、基本的な購買・調達のプロセスに加え、サプライチェーンマネジメント、グローバルソーシング、戦略的調達経営、ロジスティックス、CSR(社会的責任)経営、企業倫理、SOX(企業改革)法、BCP(事業継続計画)さらには、プロジェクトマネジメントの知識体系を含んでいます。
CPSM資格の意義
- 自社の購買業務に最適なノウハウを適用できる
- 企業の購買行動が法令遵守できていることを確認できる
- 購買業務プロセスの中でITを活用し展開できる
- サプライヤーとの効果的な関係を発展・強化できる
- 購買・調達・物流戦略を計画的に実施できる
- 標準化と購買業務改善プロセスを推進、実行できる
- 資材在庫を適正に管理、統制、最適化できる
- 購買・調達・物流部門スタッフを監督、指導できる
(出典:NPO日本サプライマネジメント協会)