ノウハウ集

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2017.10.31更新

第三章 コスト削減活動上のポイント

第7回: コミュニケーションコスト(=時間コスト)

相手が一人でもいる以上、コミュニケーションが必要

自分以外の人間で全く同じ価値観を持った人間はいません。コミュニケーションは3種類の目的、①報告・連絡、②相談・協議、③合意に基づき行動してもらう、に分かれます。このコミュニケーションが必要な真因こそ、同じ人間がいないためなのです。

 

コミュニケーションを分解すると、「内容」x「伝え方」になります。内容を100%言えたとしても、伝え方が相手の耳や頭に残らない方法で10%の効果しかなければ、100% x 10%=10%しか伝わらないのです。このように言われれば頭では理解できると思います。しかし、通常の業務中ですと「なんで分かってくれないんだ」と憤ることもあるのではないでしょうか。理性と感情の違いであり、プライベートや仕事の場面問わず、感情が入るとややこしくなるのは言うまでもありません。

 

想像の2倍の工数が掛かる

自分の意見や依頼を相手に100伝えたところで、良くても80ぐらいしか伝わらないものなのです。その結果、差分である20に対して再度、何かしら追加でコミュニケーションを取る必要が出てきます。そうやって、コスト削減活動を始める前は1週間で見積もっていた作業も相手がいることにより倍の2週間掛かることがザラにあります。プロジェクト開始前に線表を引く際に相手がいる作業については想像できる工数(期間)の2倍を見積もっておくことをお勧めします。

 

このように考えていくと、人事評価にコスト削減活動が入っていない社内の同僚はルーティーンを優先することや、同僚と言えど基本的に他部や他課のことは興味が薄いこと、社内調整(会議を設定すること等)だけでも数日掛かることに納得いくのではないでしょうか。

コストの教科書の解説記事は以下のリンクからご覧になれます。

 第1回: コスト削減の目的
 第2回: 効果と効率
 第3回: コスト削減手法の3つの視点
 第4回: コスト削減をやるべき会社
 第5回: コスト削減をやるべきタイミング
 第6回: 費目の特性と主なコスト削減施策
 第7回: コミュニケーションコスト(=時間コスト)
 第8回: 内部既存コスト
 第9回: TCO(Total Cost of Ownership)
 第10回: マインドセット
 第11回: 調達組織の役割の変遷
 第12回: 組織評価の7つの軸

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