2020.04.28

簡単にわかる!-コスト削減手法の3つの視点の進め方-

 コスト削減の3つの視点は理解できたとしても、実際に取り組もうとした時に、「聞いたことはあるけれど具体的なやり方はわからない!」「何から始めれば良いの?」という声を多く聞きます。

そこで今回は、具体的な進め方を、わかりやすくお伝えしていきます。

 

そもそもコスト削減手法とは
コスト削減手法を簡潔に表現すると”買うものを見直す”、”買い先を見直す”、”買い方を見直す”と、大きく3つの方針に分類することができますので、一つずつ内容と特徴を確認していきましょう。

 

①”買うものを見直す”
より価格の安いものに切り替える、あるいは、買い先と協力し必要な使用を満たした上で、より価格を抑えたものに改良をしていきます。コスト削減効果の大きな取り組みにはなりますが、その一方で、必要な仕様を満たしたものの改良が求められるため、取り組みの難易度は高くなります。

②”買い先を見直す”
買うものの仕様をできる限り変えずに、より安く買うことができる企業に切り替えていきます。コスト削減効果を見込むことができ、かつ取り組みやすい、バランスの取れた方針です。

③”買い方を見直す”
例えば、毎月購入しているものを3ヶ月に一回まとめて購入することで、コストの削減を図るというような取り組みです。こちらは、取り組みやすいことが特徴ですが、コスト削減効果は比較的小さくなります。

削減効果の大きい順に①>②>③とはなりますが、トレードオフである実現可能性は高い順に③>②>①となります。実際の施策を選定する際は、「実現可能性」をより重視し、施策を選定していきます。

さて今回は、皆さんも経験が最もあると思われる”②買い先(仕入先)を見直す”という方針に注目し、具体的な進め方を見ていきましょう。

1.対象品目の選定
まずは、自社でどのような品目の仕入れが行われているのかを把握します。発注している品目の仕様や仕入先を選ぶ際の条件、契約内容を確認していきます。各品目についての情報や条件を一覧化し、どの品目であれば見直しができるのかを検討、選定します。

2.仕入先の調査
対象品目が決まったら、その品目を扱う仕入先を調査していきます。その際に、納期や対応などの制約条件を満たしているのかという視点も重要です。次のステップで見積もりを依頼し比較を行うため、新規の仕入先候補を5社程度、選ばれることをお勧めします。

3.見積もりの依頼
既存の仕入先も含めて、見積もりの依頼をしていきます。同条件における見積もり金額を比較をするため、対象品目の選定時に確認した仕様情報などを記載した見積書を提示し、見積もりの作成依頼をしていきます。正確な見積もりを取るためにも、対象品目選定時にしっかり現状を把握しておくことが重要になってきます。

4.見積もりの比較〜契約
各社から取り揃えた見積もりを比較し、仕入先の最終的な選定をしていきます。ここで注意すべき点は、コスト削減効果が大きいことだけでなく、対象品目の品質(仕入先の対応なども含む)や納期などの諸条件も鑑みて、総合的に優れている仕入先を選定することです。また、仕入先の変更により、契約内容が変更になることがありますので、その影響がないかの最終確認も行いましょう。

5.効果の検証
忘れてはいけないのが、効果検証の実施です。対象品目の品質や仕入先の対応力を評価していきます。また、コスト削減効果を見える化することで、取り組みの成果を明らかにするとともに、今後の取り組みに生かすための改善点も見つけていきます。効果の検証と調達見直しのサイクルを定期的に回していくことで、最適なコスト管理を目指しましょう。

 

コスト削減手法、その中で②”買い先の見直し”の進め方を中心にお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

漠然としたイメージのみでは取り組みづらいと感じられるかもしれませんが、一つずつステップを踏んでいくことで、効果的な取り組みにすることができます。その一方で、普段の業務を遂行する中でさらに調達見直しに取り組むのは、少なからず負担になることも事実です。

 そんな時は、是非コスト削減のプロフェッショナルにお声掛けください。弊社では無償でコスト削減の診断も行なっておりますので、まずは自社の”コスト削減余地を知る”ところから初めてみるのはいかがでしょうか。

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